ヒアルロン酸の注入は何度でも行えるの？

最近よく雑誌やテレビなどで取り上げられているプチ整形とは、メスを使わない効果が持続する期間が限定される施術のことです。大抵はヒアルロン酸やコラーゲンを患部に注入することで、その部分を細くしたり逆にふくよかにしたり、脂肪が取れてすっきりしたように見せたりします。胸の場合は、ヒアルロン酸を注入することでバストに張りを持たせ、上向きにすることでサイズが大きくなったように見せるのです。かつての美容外科のように体に負担がかかりすぎることもなく、たとえ結果が今ひとつ気に入らなくても時間がたてば元に戻ります。しかし、逆にいくら気に入った結果になっても、それを恒久的に維持することはできません。

プチ整形の効果はどのくらいもつの？

ヒアルロン酸を使ったプチ豊胸は「シンデレラ豊胸」という名前で呼ばれてもいます。12時で魔法が溶けてしまうシンデレラに期間限定の豊胸効果をなぞらえてつけられたのでしょう。ですから、効果が数時間で切れてしまうと思っている方もいるかもしれません。実際のプチ整形の効果は、半月程度は持ちます。また、プチ整形をくりかえせば、その効果は伸びて行き、最高で半年くらいは継続期間を伸ばせるそうです。

プチ整形をくりかえす問題点はあるの？

プチ整形に使われるヒアルロン酸やコラーゲンは、もともと人間の体内にある物質です。ですから、何度も注入したところで体に害はありません。しかし、ヒアルロン酸の注入に仕方によっては、胸の中にしこりができてしまうこともあります。その数が増えれば、胸の形がいびつになったり、触ったときに違和感を覚える方もいたりするでしょう。さらに、乳がんと間違えやすくなったりします。また、ヒアルロン酸の注入は１CC当たり数千円が相場です。バストアップの効果のある１０CC 以上を注入しようとした場合は、1回の施術につき、数万円はかかるでしょう。これを恒久的に続けていけば、体にメスを入れる施術より高額になってしまいます。

まとめ

プチ整形は、ヒアルロン酸やコラーゲンを注入することにより、患部を細くしたり逆に豊かに盛り上げたりする施術のことです。ヒアルロン酸やコラーゲンはやがて体内に吸収されてしまうので、効果も期間限定になります。 プチ整形は、たとえ気に入らなくても時間がたてば元に戻るというメリットがあります。しかし、それはたとえ出来上がりが気に入っていても、それを恒久的に維持することはできないというのと同じ意味です。 プチ整形はお手軽ですし、何度行なっても今のところ体に害があるという報告はありません。しかし、恒久的にバストアップをしたいならば、経済的にも他の方法を選んだ方がよいでしょう。