AGAの診察では血液検査をする事も。事前の血液検査はなぜ受けた方が良いのか?
AGA治療に関する相談やカウンセリングを受けた際に血液検査のお話も出てくると思います。
クリニックによって方針に違いがありますが、AGA治療で血液検査は必ず必要か?と言ったら受けておいた方が良い理由がいくつかあります。
結果によっては薄毛の原因がAGAではない場合もありますし、投薬治療に適していない体の状態だったという事もわかるからです。
事前に副作用を防ぐことも可能になってきますので、AGA治療の際は血液検査を受ける事をおすすめします。
投薬治療を問題なく行えるか?を調べるため
AGA治療を行う際に血液検査をする理由の一つとして、肝臓の状態を見ることが出来るからというのがあります。
AGA治療で多く採用されているプロペシアやザガーロといった飲み薬を処方して飲んでもらい、AGAの進行を止める効果があるか?などを経過観察していきます。
これらのAGA治療薬は服用後、肝臓で代謝していきますが、肝臓に問題がある場合はうまく代謝できずに肝臓にも負担がかかる場合も。
もし肝機能が低下している場合はAGA治療薬の処方が行えない可能性もあります。
肝臓の機能に問題があると副作用の一つにもあげられている肝機能障害を起こす可能性もあるのです。
副作用を起こさないためにも事前に肝臓の数値を把握して投薬治療を行っても問題が無いかを確認するために血液検査をしています。
AGAなのか?を知る手掛かりにもなります
血液検査を行う事で体の中に他の疾患の可能性がないか?という事も調べられます。
薄毛の原因はAGAだけではありません。
中には甲状腺に疾患があるために症状の一つとして薄毛になる事もありますし、免疫疾患が原因で薄毛になる事もあります。
もし、血液検査を行わずにAGAと判断してAGA治療を行っている間に他の疾患による症状が進んでしまうという問題も事前に防ぐことが出来ます。
こういった点を考えると
AGA治療を行う前段階で血液検査を行う事は重要と考えている医師も多いです。
他にも血液検査と別に遺伝子検査を行う事でAGAを発症しやすい遺伝子かどうかも調べることが出来ますので、クリニックによっては遺伝子検査も行う場合があります。
血液検査は定期的に行われる事も
遺伝子検査に関しては1度受けるだけで充分です。
遺伝子情報は生まれ持ったものなので情報が途中で変わる事はありません。
ただ、血液検査に関しては数か月おき、もしくは1年に1回程度で定期的に受けた方が良いと考えている医師も多いです。
理由としては、投薬治療を続けていくうちに肝臓の数値が悪化していないかを見るため。
もしくはAGAの治療を進めているが思ったように治療の効果が見られなかった場合、血液検査の結果を見て他の疾患の可能性がないか?という部分を再度確認できるからです。
血液検査に関してはもし他の医療機関で受けていた場合、検査内容によってその検査結果が参照できる可能性もあります。
もし、数か月以内に血液検査を受けていたり、健康診断を受けていたという場合、結果を利用できるかを問い合わせてみると良いでしょう。
このページのまとめ
AGA治療を始める前の血液検査は医療機関によって違いがありますが、5,000円~10,000円程度の料金のクリニックが多いです。
もしくは、
美容外科クリニックによってAGA治療の場合は血液検査はクリニック負担という例もありますので、まずは血液検査がどのくらいかかるのかも含めて調べてみると良いでしょう。
治療の前と治療中は定期的に血液検査を受けておきましょう。