せっかくやせたのに……。ダイエット後のリバウンドとは?
ダイエットをしたのに食生活を元に戻したら、あっという間に体重が元に戻ってしまった。このような経験をしたことがある方は多いでしょう。では一体なぜリバウンドが発生するのでしょうか?今回はリバウンドが発生する理由などをご紹介します。
リバウンドって何?
リバウンドとは、英語で「揺り戻し」という意味です。ダイエットでは、食生活を元に戻しとたんに体重がまた増えてしまうことを指します。しかも、厳しい食制限をしていた人ほど、体重がリバウンドしやすいのです。「単に食生活を元に戻しただけなのに」とショックを受ける人も多いと思います。
リバウンドは体の防御反応?
リバウンドは、体の防御反応です。私たちの体には、飢餓に耐える仕組みが組み込まれています。人類は、長い間飢餓と戦い続けてきました。そのため、体重が減ると脳が体に「もっと脂肪をたくわえるように」という指令を出します。この指令は、急激に体重が落ちた時ほど発令されやすいでしょう。ですから、1か月で10キロ近く痩せると、確実にリバウンドが発生します。指令を受けた体は、消化吸収の力をアップさせ、より体に脂肪を宅和用途します。ですから、食生活を元に戻しただけなのに、より体重が増えやすくなるのです。
リバウンドで体につくものの正体とは?
短期間で体重が元に戻ったとき、体に付くのはほぼ100%脂肪です。ゆっくりと体重が増える場合は、脂肪のほかに筋肉が増えたということもあるでしょう。しかし、筋肉は急激にはつきません。つまり、減った分の体重が元に戻っただけとはいえ、体型がより丸みを帯びることもあるでしょう。「なんで脂肪ばかりが増えるの?」と思う方もいるかもしれません。現在ではすっかり美容の敵となった脂肪も、実は大切な役目があるのです。それは、いざというときの非常エネルギー。体はダイエットを飢餓だととらえます。ですから、再び飢餓が訪れても大丈夫なようにより死亡をたくわえようとするのですね。ですから、リバウンドをした上に体脂肪までついてしまったということも珍しくないのです。短期間で
体重を落とせるダイエットは確かに魅力的です。しかし、その反面このようなリスクも負っているのです。また、最近はやっている週末だけのプチ断食もリバウンドの危険性が高いのです。ですから、飢餓に対する対策よりも食生活を元に戻していく過程に神経を使わなければなりません。