ワキガは脱毛で改善する?ニオイは減るの?
周囲を不快な気分にするワキガは、特に夏場になるとニオイがきつくなることからも毎日のケアが大変です。軽度の場合には脱毛することで軽減できると言われています。ワキガと脱毛はどのような関係があるのでしょうか。
ワキガの原因は汗?本当に脱毛して改善される?
夏が近づくと、制汗剤のCMをテレビで見かけることが多くなります。ワキガでなくても、汗のニオイを気にする人は多いですし、強いニオイは他人に不快感を与えてしまいます。
特にワキガを感じるのは「汗をかいている時」なので、
ワキガの原因は汗にあると思っている人は多いでしょう。
ワキガは汗と雑菌が混ざりあうことでニオイを強く感じるのです。これを解決するには、雑菌の繁殖を抑えると同時に汗のケアが必要です。
ワキガの原因は雑菌
ワキガは「男性に多い」と勘違いされやすいのですが、実は女性にも多く「気になるけれど人には相談できない」ことで悩んでいます。
ワキガはアポクリン腺と呼ばれる汗腺が多いに人に見られる症状で、この
汗に原因があると言われています。
私たちが「汗をかいた」と感じる汗は、主にエクリン腺から流れるもので体温調節のために発汗します。一方、アポクリン腺は脇や陰部などに集中しており、性ホルモンによってアポクリン腺が活発になります。
このアポクリン腺の汗には、体の老廃物が混ざっているために皮膚の常在菌が餌にしやすい特徴があります。粘りのある汗ですのでふき取っても肌に残りやすく、ニオイが広がりやすいのです。
特に脇毛があることで、粘りのある汗が脇毛に絡んでしまい時間と共に悪臭を放つようになるのです。
ワキ脱毛してもニオイは強くなりません
脇毛がなくなれば、アポクリン腺からの汗が絡むことがなくケアがしやすくなります。
その為に「脱毛機器による刺激」を疑うケースがありますが、光脱毛もレーザー脱毛も汗腺を刺激して汗が増えることはありません。
脱毛機器はムダ毛を作る細胞を破壊するだけで、汗腺にダメージを与えたりすることもないからです。ですから、ワキ脱毛をしてニオイが強くなったと感じたり、ニオイがするようになったと感じるのは精神的なものであると考えられます。
脱毛したことで脇に神経がいくようになったり、「あったものが無くなる」喪失感で自律神経のバランスが乱れてしまう事もニオイを強く感じるようになる原因です。
重度のワキガは治療が必要です
ワキ脱毛すれば汗が脇毛に絡まなくなりますし、消臭剤などのケアグッズも使いやすく肌への密着度が高まることで「ニオイを軽減する」効果を得られます。
ただし、過度なケアは毛穴に消臭剤が入り込んでしまい汚れが詰まりやすくなります。そうすると、皮脂の酸化が進み雑菌が繁殖しやすくなります。これでは脱毛した意味がなくなってしまいますし、衛生的にもよくありません。
脱毛はあくまでも臭いの軽減ができるだけで、治療ではありません。美容皮膚科や形成外科などでは、レーザー治療やボトックス治療を受けることができます。
また、日常的に清潔を心がけることや、雑菌の繁殖を抑えるために殺菌・抗菌効果のある消臭剤を使うなどして工夫しましょう。
ワキ脱毛で臭いを軽減!もっと明るい毎日に
脱毛でワキガが治らないからとそのままでは、ニオイは強くなるばかり。今の状態よりも、衛生面でもワキ脱毛はすべての人におすすめします。
ワキガだと脱毛を断られてしまうのでは?と心配している声もありますが、脱毛サロンもクリニックも脱毛のプロです。特にワキガで長年悩んでいるのであれば、脱毛ついでにクリニックで治療を検討するのもいいですね。
悩んで毎日憂鬱に過ごすよりも、スッキリ脱毛して明るい未来を手に入れましょう。