ボトックスを注射するだけ!サラサラ脇キープでノンストレス!
今回は、気になる脇汗がたくさん出てしまう多汗症の治療に関するお話です。
もっとも手軽に試すことができる、脇ボトックスについて効果やデメリットをお伝えしていきますね。
(ボトックスとは製品名なのでボツリヌストキシンと呼ぶべきですが、ボトックスという呼び方があまりに有名なため、ボトックスと表現するところもあります。)
脇汗にボトックス注射がどう効く?
脇の下には、においの元を含む汗を出すアポクリン汗腺があります。
アポクリン汗腺からは、脂肪・鉄分・アンモニアなどが含まれたベタッとした汗が出ます。
そこに雑菌が繁殖して汗を分解し、においが激しくなってしまうのです。
汗を出す指令を伝える成分を「アセチルコリン」と呼びますが、ボツリヌストキシンはこのアセチルコリン自体を抑えるため、汗が出なくなるのです。
美容外科では、細い針を使ったり、塗る麻酔や局所麻酔を使ったりして痛みを抑える工夫をして施術をしてくれます。
脇ボトックスの効果
ボツリヌストキシンが効き始めるまでには1~2週間ほどの時間がかかります。
効果が出ると、真夏の暑さでも相当汗の量が少なくなることが実感できるでしょう。
通常ですと脇を伝い、衣類がしっかりと濡れて色が変わるくらいになるところが、少ししっとりとしている、というくらいになります。
そもそも汗がないため、細菌が分解することによるにおいも発生せず、汗もにおいも気にならず悩みが嘘のように晴れます。
脇汗以外にも、額などの顔や手にも施術することができ、本当に汗が止まるためファンが多い施術となります。
わきが・多汗症の治療を行っている美容外科はコチラ
脇ボトックスのデメリット
脇ボトックスのデメリットを見てみましょう。
効果がない場合がある
繰り返し打たなくてはならない
腕の動きに違和感が出ることがある
ほとんどの人はボツリヌストキシンによる変化を感じられるものですが、中には効きが悪い人もいます。
そんな場合は薬剤を変えて再度試すか、他の方法を取るしかありません。
ボツリヌストキシンは、どこに打っても大体半年くらいで効果が薄れてくるものです。
そのため、ずっと汗を止めたいということであれば、繰り返し打たなくてはならないということになります。
そして、かなり稀なことではありますが、ボツリヌストキシンが腕を動かす筋肉にまで効いてしまい、動かせないほどではないものの、違和感を生じることもあります。
ドクターの失敗かと言いたいところですが、ボツリヌストキシン注射はある程度広がるもので、顔に打つ時もそのリスクの説明があります。
例えば顎に打った場合は、ボツリヌストキシンが広がったり効きすぎたりすることで、下唇が開いたままになり唾液がポタポタ、という可能性もゼロではありません。
筋肉には仕切りがないため、起こる時には起こってしまうものなのです。
ただし、あまりに酷い場合は生活に支障をきたしますので、施術を受けた美容外科に相談をしてくださいね。
こういったリスクが気になる人は「アラガンボトックス」を選ぶと良いでしょう。
価格は高めとなりますが、他のボツリヌストキシン製剤に比べて広がりが少ないといわれています。
まとめ
美容外科で脇に注射するだけの脇ボトックスは、多くの人が汗とにおいが改善されると評価する人気の施術です。
効き始めるまでに1~2週間要し、半年後には効果が失われますが、夏場だけ何とかしたいという場合は1年に1度の施術で済みます。
デメリットは、効果がない人がいたり、稀に腕の動きに影響が出たりといったことですが、可能性が低いためそこまで心配することはないでしょう。