本当に永久脱毛は可能?知っておきたい「永久脱毛の定義」とは

本当に永久脱毛は可能?知っておきたい「永久脱毛の定義」とは

医療脱毛には永久性があり、サロン脱毛は永久性がないと言われています。この言葉に惑わされて「脱毛に失敗した」と後悔したくありませんね。永久脱毛は本当にありうるのか、永久脱毛の定義について解説します。
脱毛が美容法として日本に広がった時から見ると、脱毛に必要な料金は随分と安くなりました。そうは言っても、全身脱毛ともなれば数十万かかりますので、いかに効率よくするかがポイントになります。 できれば、一度脱毛を終えたら二度と煩わしいムダ毛処理には関わりたくないのが正直なところ。そうなると、「永久性がある」脱毛を受けたくなるのは当然です ですが、私たちが考える「永久脱毛」と脱毛の世界で定義されている「永久脱毛」には齟齬があり正しい情報が伝わっていません。 この記事では「永久脱毛」について詳しく解説しています。

永久脱毛とは

永久脱毛とは 「永久」と聞くと、一度脱毛したら二度とムダ毛が生えない状態になると思ってしまいますよね。ところが、「永久に毛が生えない」わけではなく、再生率が極めて少なくなる状態を永久脱毛と定義しています。 FDA(アメリカ食品医薬品局)では、「一定の脱毛施術を行った後に発毛する本数が、長期間において減少していること。そして、その状態が長期間にわたって維持されている」状態を永久脱毛として定義しています。 そして、永久脱毛に効果が認められるのは、医療機関で受けられる「レーザー脱毛」「ニードル脱毛(針脱毛)」のみとなっています。 脱毛サロンで行っている「ブレンド脱毛」は、永久脱毛の定義からは外れているので永久脱毛とは表示できないのです。

永久脱毛が受けられるのは医療脱毛のみ

永久脱毛が受けられるのは医療脱毛のみ 永久脱毛効果が認められているのは、医療機関で行われている「レーザー脱毛」「ニードル脱毛(針脱毛)」だけです。 どちらも高い技術を必要とする「医療行為」ですので、脱毛サロンでは同じ施術を受けることができません。 脱毛サロンで受けられる「ブレンド脱毛」は、「電気分解法」に光脱毛の良い部分を組み合わせた脱毛方法です。特殊な細い針を毛穴に差し込んで電気を流し毛根を破壊する方法です。 クリニックで行われている「ニードル脱毛」とは違い、毛根に与える熱や破壊力が弱いのが特徴です。 一般的にクリニックで受けられる医療レーザー脱毛は、毛母細胞や、バルジ領域をレーザーの高い熱によって破壊します。 最近は蓄熱式脱毛を脱毛サロンが取り入れたことで、クリニックと同じ効果を得られると勘違いしている人もいますが、同じ蓄熱式脱毛でも破壊力が雲泥の差ですので、サロンでは永久脱毛はできません。 ただし、毛周期に関係なく脱毛できるので通常よりも早く脱毛を完了させることができます。永久性はなくても、脱毛を早く終わらせたい人は検討してみると良いでしょう。

永久性の高い針脱毛

永久性の高い針脱毛 電気針と呼ばれる細い針を毛穴に挿入し、毛根に電流を流すことで細胞を破壊する脱毛方法です。電気自体は人体に影響のない弱いものですから、安全性が高く確実です。 針を挿入する行為は医療行為にあたるために、エステサロンでの「美容電気針脱毛」にはリスクが高く問題視されています。 確実に毛根を破壊するので、医療レーザーよりも高い効果が期待できますが、脱毛に時間がかかることや針を挿入する時に痛みを感じることから「診察で針脱毛が有効」とされたとき以外は行っていないクリニックが多いようです。 ワキガのように毛穴を塞いで、臭いを軽減することが患者のメンタルケアになると判断した場合や、当人の強い希望がある場合には施術を行います。 医療機関で行う針脱毛は「絶縁針脱毛」といって、針の先端のみが絶縁体に包まれていますので肌に刺激を与えることなく確実にムダ毛を脱毛できる方法です。 この針脱毛は、医療従事者のみが行える施術で、血液検査が必要となります。

まとめ

永久脱毛は、限りなくムダ毛が生える確率が長期間少なくなっている状態をいいます。これができるのは、現在では医療機関でのレーザー脱毛です。 針脱毛は痛みや時間などのリスクが高いことや、技術力の向上が必要なことからも受けられる医療機関も限られています。 脱毛効果はムダ毛の量や濃さでも違いますので、あまり永久脱毛にこだわらず、自分が通いやすく満足できるところを選びましょう。